Salon de la SNBA2016(Societe Nationale des Beaux Arts)(フランス)

2015年に初参加で金賞W受賞を果たしたサロン・デ・ボザール(SNBA主催)に今年、出展した作品です。
高さが170cmを超え、陶器としては非常に難易度の高いとされている大型作品です。
焼き上げの難しさに加え、収縮率の異なるガラスと陶器の融合という新たな分野の先駆けである『石垣焼』の特徴自体が作品の完成をさらに難しくしました。
1年以上の歳月をかけて、やっとの思いで完成した作品です。
古くは古代日本、欧米諸国においてもブルーや光は人々の希望を示すと言われています。
万物を希望で包み込む力強い救いの光を表現したのがこの作品です。
石垣焼のブルーは透明なガラスと鉱石を融合・発色させることで命を吹き込まれます。
ブルーの部分に光を当てると光がその表面で反射するだけはでなく、いったん作品の中に光が吸い込まれ、そこから更に外に向かって放たれて行きます。
まるでこのブルーが光を飲み込み、希望を伴って発色すると言っても過言ではないでしょう。
一般的なタイルだとこのような現象が起こることは有り得ません。
ご存知の通り、光が表面で反射するだけです。
今回の作品も、左右どの角度から見ても反射した光の筋が常に見えることから、消えることなく絶えず希望を与え続ける光の軌跡を表現しています。
また、日本では古来より万物の不完全性を左右非対称で表現したり、また国宝姫路城の瓦の様に、一枚をわざと上下逆さまにし、未完成で置いておく事で終わることのない繁栄を表しています。
今回の作品も左右非対称になっており、一つ一つは不完全である二体が互いに助け合う事で完璧に到達するという様を表現しています。
作品名:Invitation
サイズ(cm): H243 x W200 x D140