
特徴(油滴天目茶碗)
油のしずくを敷きつめたような美しさから、中国では摘珠とも呼ばれ、また、銀色の油滴は星のようなので星天目とも呼ばれています。
「油滴」の名のとおり油の滴のように金、銀、紺に輝く斑文が内外にびっしりと現れ、光沢のある黒釉に油の点滴に似た釉色が表れるのが特徴です。
またその小点が集合してできた斑点が見る角度により玉虫のような美しい光を出し輝くものを燿変といいます。
油滴技術
油滴天目とは、中国の宋時代に多く建窯でできた鉄質黒釉です。顔料に硬化鉄と酸化クロムなどを混合した黒釉は異なり、天目は参加鉄だけを顔料として加えたもので、焼成後に縁先が飴色、柿色、または鉄砂色に変化します。
油滴の奥深さ
高性能の窯が無かった時代には、油滴天目の作品を作ることは、技術的にも環境的にも非常に難しいとされていました。
しかし、今では、油滴天目に関する科学的な研究結果も広く発表されるようになり、火度の微妙な制御を出来る窯も開発も進み、油滴斑を出すだけの技術や環境は整いつつあります。
しかし、黒い天目釉の地の色の深さと光沢、銀斑の輝きの強さ、色、散り具合、流れ具合、釉の表面から反射する光の色と、それぞれを良くしようとすると、互いに相反する奥深い課題を持っているのが、この油滴天目なのです。
石垣焼窯元
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