
石垣焼の美~陶器とガラスの融合
金子清美(金子恭雨)が陶芸を見聞きしていた頃、焼き物では灰を使ったもので、ガラス状にする焼き物が江戸時代より使われており、また、透明油などは、施釉タイルの歴史として古く、16世紀末に茶陶器として登場しています。
村田珠光や竹野紹鴎によって、はじめられた侘茶で、鉄風炉の敷台として自然釉や織部・志野釉の掛かった陶板が透明釉の代表例として使われます。
そのほかには限定的な例として寺院の床に使われたものがありますが、建材としてタイルが一般的になるのは明治時代に入ってからです。
したがって純粋にガラスのものを焼き物に応用したものはありませんでした。日本ないし外国でもガラスを直に陶器に入れた焼き物は存在せず、七宝焼きなど銅版に焼き付けたものはありましたが、陶器では、皆無でした。
金子清美(恭雨)は、当時油滴天目や燿変天目を出すため、色々な場所から石、岩、泥など色々なものを集めては試行錯誤しておりました。金子晴彦(子息)が小さい頃、父である清美にガラスをいれてもらうように頼み、牛乳瓶などを割って、焼成しました。窯から出してみると、薄いブルーやグリーンが焼き物の中のガラスに出ていました。
それを窯からだして太陽の下、並べてみると、そこには沖縄の海そのものが、燦燦と輝いていました。金子は写真家の目でこれは将来新しい沖縄の焼き物として、世界に羽ばたく物として、誕生したと思いました。
偶然ではありましたが、ここに陶器とガラスの融合が成功しました(1964年)。その後、金子は奮闘し1970年に油滴天目の発色する陶器と沖縄の海の色に透明から変化したガラスの融合を世界で初めて実現、販売するに至りました。
美しき色彩
時代は変わり、このガラスと陶器を融合する技法は金子晴彦に引き継がれています。そして、器の中に広がる沖縄の海の美しさは今もなお変わることなく人々を魅了し続けています。
ガラスのブルーは、まさに石垣島の手つかずの海そのものであり、石垣島に癒しを求める人々にご好評いただいています。
生活の中に自然を、それが当窯元の願いでもあります。石垣焼窯元
〒907-0021
沖縄県石垣市名蔵1356-71
TEL : 0980-88-8722 FAX : 0980-88-8180
台風時及び停電時の連絡先 TEL : 080-6490-8722
E-mail:webmaster@ishigaki-yaki.jp











